作文や読書感想文、小論文などで使う400字詰めの原稿用紙には、題名の位置や段落の始め方など、いくつかの決まりがあります。ここでは、学校で習う一般的な原稿用紙の書き方と、字数制限を守るときの目安を紹介します。縦書きを前提に説明します。
題名と名前の書き方
- 題名:1行目に、上から2〜3マス空けて書きます。
- 名前:2行目に書き、名字と名前の間を1マス空けます。名前の下は1マス空けて、行の下のほうにそろえます。
- 本文:名前の次の行から書き始めます。学校によっては、名前と本文の間を1行空けるように指示されることもあります。
題名や名前の行も、原稿用紙のマス数に数えられます。字数制限があるときは、本文だけを数えるのか、題名や名前も含めるのかを確認しておきましょう。
本文の基本ルール
- 段落の始め:段落の最初は1マス空けて書き始めます。段落を変えるときは、行を変えて、また1マス空けます。
- 句読点とかっこ:「、」「。」や「」(かぎかっこ)も1マスに1つ書きます。
- 小さい文字:「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」なども1マス使います。
- 会話文:会話は行を変えて、かぎかっこで書くのが一般的です。会話の終わりの「。」と「」」は、同じマスに書きます。
- 記号:「…」や「―」は2マス使います。「?」「!」のあとは、続けて文を書くときに1マス空けます。
行の最初に句読点が来たら
「、」「。」や閉じかっこ(」)は、行の最初のマスに書かないのが決まりです。行の最初に来てしまうときは、前の行の最後のマスに、文字といっしょに書き入れます。マスの外の下の余白に書く方法もあります。
この決まりがあるため、同じ文章でも原稿用紙に書くと、行数が少し変わることがあります。文字数カウントで数えた原稿用紙の枚数は、こうした細かな調整を含まない目安と考えましょう。
数字の書き方
縦書きでは、数字は「二〇二六年」「十五人」のように漢数字で書くのが基本です。横書きの原稿用紙では、算用数字を使い、2けたの数字は1マスに2つ入れるのが一般的です。パソコンで下書きをしてから書き写す場合、英数字が全角と半角で混ざっていると見た目がそろいません。全角・半角変換で整えてから書き写すと、字数も数えやすくなります。
字数制限「以内」「程度」「以上」の目安
| 指示 | 意味 | 800字の場合の目安 |
|---|---|---|
| 800字以内 | 800字を超えてはいけない | 640〜800字(8割以上) |
| 800字程度 | 前後1割くらいまで | 720〜880字 |
| 800字以上 | 800字に届かなければいけない | 800字〜(上限の指示があればその範囲で) |
「以内」の場合、少なすぎると内容が足りないと判断されやすいため、8割以上は書くのが一般的な目安です。下書きの文字数は文字数カウントに貼り付ければすぐにわかり、400字詰め原稿用紙で何枚になるかの目安も表示されます。
書き終えたら確認したいこと
- 段落の最初が1マス空いているか。
- 行の最初に句読点や閉じかっこが来ていないか。
- 字数制限の範囲に入っているか。
- 誤字や脱字、同じ言葉のくり返しがないか。
原稿用紙の細かな決まりは、学校や先生、コンクールによって少しずつ違うことがあります。指示がある場合は、そちらを優先してください。
よくある質問
400字詰め原稿用紙2枚は何文字ですか?
マスの数は800ですが、段落の1マス空けや行末の空白があるため、実際に書ける文字数は800字より少なくなります。
題名と名前は字数に含まれますか?
一般的には本文だけを数えることが多いですが、指示によって違います。わからないときは、先生や募集要項の指示を確認しましょう。
段落はどれくらいで変えればいいですか?
1つの段落に1つの話題を書くのが基本です。800字程度の文章なら、3〜5段落くらいに分けると読みやすくなります。
英語の単語はどう書きますか?
縦書きでは、英単語はカタカナで書くか、横向きにして1マスに2文字ずつ入れる方法があります。学校の指示がある場合はそれにしたがいます。